2012年3月1日木曜日

2012/2/28 光のアトリエinイムズ


イムズの地下2階が今日は一日子ども達の広場に。光のアトリエのはじまりはじまり。
フラフープハウスを作りつつ、一方ではフラフープで遊びつつ、子ども達はそれぞれ興味を持った所で遊び始めます。


私たちが予想していたよりもぐっと集中して遊ぶ子ども達。ぐんぐん遊びに没頭して遊び続ける子ども達。天神の街中ど真ん中で子ども達がこんなに遊び込んでいるという風景がいい。一日のイベントの風景じゃなくて、これが日常の当たり前の風景でも良いような気がしました。


今回のイベントのミーティングを重ねる中で仲間の中で何度も出て来た言葉があります。
「レッジョを真似るのではなくて福岡アプローチを作って行きたいよね。」
「驚くべき学びの世界展」をご覧になったら分かるようにイタリアのレッジョエミリアでは素晴らしい実践がなされています。そこから学んだ事をそっくり真似るのではなくて、私たちの街福岡ではどう実践して行くかを自分達で考えて自分達で作って行きたいと思うのです。なので私達は、福岡の小学校を巡ってフラフープを借りたり、保育園を巡って椅子を借りたり、市役所の方に手伝っていただいたり、分野を越えて様々な立場の大人達が街の大人としてつながるきっかけを作りながら準備を進めてきました。
準備段階がすでにイベントだったのだと思います。私達はただ企画しただけ。あとは街の大人達と子ども達が作り上げたイベントになり、それは私たちが目指していた姿でもあったような気がイベントが終わった今になってしています。



イベントの事前ワークショップを保育園でも行わせていただきました。その保育園の子ども達もたくさん遊びに来てくれました。そういう繋がりをひとつひとつ丁寧に作って行けたらと思います。


学ぶー教える の関係を作りたくない。それも私たちの語らいの中でよく出て来たキーワード。だから「やっぱり遊んでる時には音楽が欲しいよね。」という話しになった時も、
ステージに立ってライブする「演奏するー聴く」じゃないのがいいと思いました。
そんな時に出会ったレインボーズという音楽隊。音楽だけじゃなくて素敵な空間を奏でてくれました。レインボーズの子どもへの眼差しに惚れ惚れします。
子どもが自分で発見する、子どもが自分で気付く、それを邪魔するくらいならアトリエやらない方が良いと思っていたので、イムズで子ども達が何を発見して何をするのか一体何を起こしてくれるのか楽しみでたまりませんでした。
実際、こんなにも子ども達一人ひとりが違う遊び方をして、一人ひとりが遊びに没頭しているという姿は楽しい意外の何物でもなかった。イムズの担当の方からは「新しいイムズの可能性を見たような気がします(苦笑)」とのお言葉をいただきました...
苦笑が気になる所....


そもそもイムズでイベントをやったのは、展示を行っているアルティアムがあるからという単純な理由だけではありません。子どものために作られた場所やコーナーではなくて、街中で子どもが本気で遊んだらどうなるのっていう興味がありました。それはイムズを街と見立てて子ども達が探索するという託児イベントも同じ思い。
苦情が出るかも、迷惑でしょうっていうのはモチロン想定していて、それも含めて様々な立場の人達と一緒に、子どもについて、街について、暮らしについて、今当たり前と思っている日常の風景をちょっと考えてみるきっかけになったらという想いでいます。
イムズの店舗の人達にイベントの話しをして巡るのもひとつのきっかけ作りになるかも。苦情は語り合うきっかけ、考える材料になるんだから、むしろそれが良いでしょ〜なんて勝手にポジティブに動いていた私。
だけど実際に動いてみると協力してくれたり、参加してくれたり、あたたかい眼差しで見守ってくれたりする人達が多くて、それはそれで嬉しい限りの想定外でした。でも様々な視点からの意見を頂けるともっと嬉しいです。頂くというか、様々な視点の方々と語り合いながら一歩一歩やって行きたいです。


イベントに来て下さった方は分かると思いますが、ループエスカレーターの下で、まるで占い師のコーナーのようにやっていたクルクル装置。やえちゃんの作品をエスカレーター下でこんなに楽しく、子ども達がくつろぎながら遊びこめるイベントなんて絶対にない!(本当はど真ん中でやる予定だったのが、映像を映し出す予定のフラフープドームが作れなかっただけという裏事情があるのですが...)それを楽しんじゃうやえチャンが最高です。あと音楽隊レインボーズのパチカを鳴らしていたプノンペンの腕には、パチカの音に合わせて光るというブレスレット。あまり目立たなかったけど、実はじょうクンが夜な夜な針仕事をして作った作品なのでした。夕方からは津田さんが光の三原色ワークショップを密かに開いていたり、フラフープ構築アイディア&担当の井手さん、記録の写真はのの子チャン、実は本気で遊びたい大人達は準備段階から本気で楽しんでいたのでした。
あぁ〜楽しかった!!!
長々書きましたが、とにかく「子ども達最高だったなぁ!!」の一言につきます!!!












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