できたてほやほやの木の香りのするお家。
ここにどんな家族が暮らしてどんな物語を紡いで行くのかしらと
つむじの家がわくわくして待っているような、そんな気がしました。
まだ誰も暮らしていないお家なのにぬくもりを感じるのが不思議。
きっとそれだけ丁寧に心を込めて大事に作られたお家なんだなぁって思いました。
そんな、つむじの家の漆喰の壁で光のワークショップ。
見学会でのワークショップだったため、子どもより大人の方が多く、
大人達に注目されていると子ども達も手を出さなかったり、
すぐに止めてしまったり。
すぐに止めてしまったり。
でも、大人達がお喋りに夢中になって、子どもに目が行っていない時。
そういう時にじっくり遊び込んでいたりして、
程よく、いやかなり大人もお喋りを楽しみながらのひと時でした。
エピソード:ほら!やってごらん!
ひぃちゃん(2歳半)の女の子。
手に持っていたタンバリンのオモチャをOHPの上にポンと置いてみる。
まだ、それが壁に映し出されている事には気が付いていない。
「ねぇ見てみて。あそこにタンバリンが映ってるよ。」
と声をかけると壁の方を見て「.....?」
まだ分かっていない様子で、さっき置いたタンバリンを手に持ってみる。
すると壁の光からタンバリンが消えた。
「おっっ!」
ひぃちゃん目をキラキラさせて、今度はタンバリンを置いてみる。
そして壁を見る。
「!!!!!!」
言葉はなかったけれど、満面の笑でこちらを見たひぃチャンの目で通じました。
分かった!!
そこへムンムンくん(1歳11ヶ月)が来ると
「ほら!やってごらん!」
「ねっ!!」
「ほら!ねっ!」
と自分の感動したポイントを自分がやった通りの手順で説明する。
説明が終わると「ふぅ」っと満足そうな表情。
(相手が分かったのか分からなかったのかはどうでも良い様子。)
次にあかりちゃん(2歳半の女の子)が来るとまた同じように始める。
「ほら!やってごらん!」
あかりちゃんはすぐには乗らずに遠くへ行ってしまう。
ひぃちゃんは残念そうに一人で遊ぶ。
その後、ひぃちゃんとあかりちゃんは他の部屋で遊び始めすっかり仲良しになった。
そして再びOHPの所へ戻って来て2人で遊び始める。
「ね!」「ね!」とやっぱり共感を求めるひぃちゃん
あかりちゃんが「うん」と言った時、何とも嬉しそうな表情になりました。
その笑顔につられて、思わずあかりちゃんも嬉しそうな表情になって2人で笑い合う。
この瞬間。
この瞬間の空気を共にできて良かったなぁ。
「瞬間」って書いたのは、本当に奇跡のように一瞬だからです。
直後にはもう物の取り合いの喧嘩ですから(笑)
自分の感動を来る人来る人に伝えたいひぃちゃんの姿が何とも愛らしかったです。
そして共感し合えた時、ひぃちゃんの感動は更に大きくなるんですよね。
その周りに居る大人は大人で心を通わせて楽しいひととき。
つむじの家の中でのほんのちょっとの出来事でした。
つむじの家の中でのほんのちょっとの出来事でした。
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