2016年10月28日金曜日

2016年7月8月 安野光雅のふしぎな絵本展ワークショップ

[三菱地所アルティアム 安野光雅の絵本展ワークショップ]

2016年夏 三菱地所アルティアムにて『安野光雅のふしぎな絵本展』が開催されました。
http://artium.jp/exhibition/2016/16-04-anno/

関連イベントの企画をさせたいただきました。
•ミニワークショップ鏡と遊ぼう
•みつけたよカード


報告はこちらから
http://artium.jp/nandr/report/20160716_5252/

2016年7月7日木曜日

2016/7/5 カレイドスコープ•ワークショップ in 産の森学舎

 先週に引き続き、糸島にある産の森学舎でワークショップをおこないました。



本日は晴天。セミの鳴き声を聞きながら学び舎へ。
産の森の子ども達とおとな達に会えるのが楽しみでウキウキしながら。
学び舎は、ついこの前までの雨の日々の名残と、七夕飾り。
このふたつの飾りを見るだけで、会えなかった一週間の子ども達の姿がちょっぴり想像できて、嬉しくなる。

さて今日は、カレイドスコープのワークショップです。万華鏡の一種です。
子ども達ともすっかり仲良くなっていたので、早速ワークショップに入りました。
「今日は何面白いことするの?」と目を輝かせ、ぐっと集中する子ども達。

「これは普通の鏡です。100均で売ってるやつを持ってきました。」と言うと、
「100均で売ってるものってさ、すぐにダメになるけん、無駄になるけんダメや」と子ども達(笑)。
「誰でもすぐに出来るよっていう意味で100均の鏡を用意したんだけどなぁ。」と思いを説明すると、
「それなら分かった。いいよ。」とのこと。
自分の身の回りの物や、生活の中の道具にまで、しっかりと思いを持てる子ども達は素晴らしいなと思いました。

ではでは鏡の不思議をひとつ教えよう。
紙にシールをひとつ貼ります。鏡を使うとこれを増やすことができます。どうするでしょう。

鏡にうつす!2個に増えた!
でも2個より多くできるんだよ〜どうする〜???

おぉ!おぉ〜!鏡を2枚使うとシールが増える。それだけでも面白いですね。
「これに絵を描いたらどうなるかしら?」
「魚を貼ったらどうなるかしら?」
と言った途端に、「わかった!」と目を輝かせ、子ども達は色鉛筆を取りに走り絵を描き始めました。



↑魚の写真を切ってはる男子チームと、色とりどりの絵を描く女子チーム。
出来上がった絵やコラージュを鏡にうつして紙をまわすと、めくるめく不思議な世界に。
 ↑サメが追いかけっこしとる〜!!!
 ↑僕の「どんこ」がいっぱいだ〜!うふふ!

↑虫の赤ちゃんすごい〜!目が数えきれん!
 ↑ハチがとんでく〜次はチョウチョ!キレイ〜!
 ↑紙を切ってみたの!面白い!
 ↑大胆な切り込みもまわすと不思議な動きを見せて楽しい!
 ↑船の絵がチューリップみたいになったり消えて行ったり。
 ↑虹がつながってお花になった!
↑迷路は永久に出られないね(笑)。ラビリンスだ!
 ↑文字は鏡文字の鏡文字になって普通に見える!発見!
↑赤ちゃんが描いたお絵描きも美しい世界を映し出してくれました。

紹介しきれないほど、素敵な作品を次々と生み出した子ども達でした。紙と鏡があればできるので、お家でもぜひ遊んでみてくださいね!



このカレイドスコープは、前の記事で紹介しましたアナモルフォーシスと一緒に、アルティアムで開催される『安野光雅のふしぎな絵本展』で楽しむことができます。
詳細はホームページをご覧下さい。
アルティアムホームページhttp://artium.jp/exhibition/2016/16-04-anno/

産の森学舎に興味のある方は、ぜひホームページをご覧ください。
産の森学舎ホームページhttp://www.sannomori.org


2016年6月30日木曜日

2016/6/28 アナモルフォーシスワークショップ in 産の森学舎

糸島にある産の森学舎という学び舎で、アナモルフォーシスのワークショップをおこないました。

学び舎までの道々には、この季節紫陽花が色とりどりに咲いていて、朝の少しひんやりした空気がとても気持ちいい。

私が、産の森学舎と出会ったのは6月の初旬でした。
一歩足を踏み入れた瞬間に、産の森学舎にすっかり惚れ込んでしまい、その日は随分と長居させていただいたのでした。

その時、産の森文庫の本棚に安野光雅さんの絵本を見つけ、アナモルフォーシスのワークショップをやりたいと考えていると話したことがきっかけで、本日のワークショップ開催となりました。本当にありがたいです。


学舎に到着すると、それはそれは人懐っこく、愛くるしい子どもたちがお出迎えしてくれました。産の森学舎の子ども達は、なんというか、心が自然に開かれているという感じがする。とにかく見ていても一緒にいても気持ちがいい。もちろん彼らはそんなことは意識していないのだろうけれど、学び舎に入った瞬間に、仲間に迎え入れてもらえた気持ち良さがある。開かれていて懐がだだっ広い産の森学舎、あぁやっぱり大好きだって思いました。

まずは自己紹介。自分で自分を紹介するのはちょっと恥ずかしいから、友だち同士で紹介し合おう。でも一番最初は恥ずかしいから、まずは大人の「やすさん」から。

「やすさんはね、たとえ話が多い。」
「やすさんはね、話が長い。」
「すぐ別の話しするけんね。」
「そうそう、関係ない話しするけん。」
「やすさんはね、お餅の米からつくる。」
「やすさんはね〜」
「やすさんはね〜」
やすさんの紹介だけでその日の時間が終わってしまうくらい、
子ども達は学び舎のやすさんのことが大好きなんだとすぐに分かりました。

大人も子どももゆっくり自己紹介して、おしゃべりして、すっかり仲良くなったところでワークショップのはじまりはじまり。

アナモルフォーシスは、歪んだ絵を筒状の鏡にうつすと普通の絵に見えるという、騙し絵のようなもので、日本でも江戸時代に『鞘絵(さやえ)』と呼ばれ楽しまれていたそうです。

今日は、その歪んだ絵を自分で描いてみようというワークショップです。
まずは好きな絵を方眼紙に描いて、それを歪ませた方眼紙に描きうつしていくのです。

 低学年の子どもには難しいかと思いましたが、どういう理屈かピンとくると「分かった!」と楽しんで取り組んでいました。
 一度できると嬉しくて「もう一回!」「もう一回!」と次々に作品がうみだされていく。



 スプーンにうつしたらどうなる?鍋にうつしたら?と、大人も子どもも遊びを発展させて楽しんでいます。

 まだまだもっとやりたいという子ども達でしたが、時間がきたので一度おしまいにして鑑賞タイム。友だちの描いた絵も鏡にうつして試してみて楽しんでいました。
 子ども達の集中力に驚きました。
ぐっと集中して学んだ後は「お腹空いた〜!」ということで、ワークショップは終了。

産の森学舎では、その日にとれた野菜を見て、子ども達がメニューを考え、自分達で昼食をつくります。人参切る人、タマネギむく人、皆手際がよい。米を炊いている土鍋から出る蒸気の具合をしっかり見て火加減を調整しながら「まだだな」「そろそろだな」と火の番をする。子ども達のつくったご飯の美味しさったら格別でした。


アルティアムで開催される『安野光雅のふしぎな絵本展』の会期中の土曜日、随時このアナモルフォーシスのミニワークショップが体験できるブースを準備しています。
ぜひ興味のある方、展覧会へ足を運んでみてくださいね。



2016年6月17日金曜日

2016/6/17 アルティアム『安野光雅のふしぎな絵本展』関連イベントについて

アルティアム(天神イムズ8階)にて『安野光雅のふしぎな絵本展』が7月9日(土)より開催されます。



まちのアトリエは、関連イベント『みつけたよ!』カードと、ミニワークショップ『鏡とあそぼう』で子ども達が安野光雅さんの絵本の世界をより楽しめるように考えています。

ミニワークショップは、会期中の土曜日(初日を除く)に随時おこなう予定です。
土曜日は子どもが楽しめる美術館になれるような場となるといいですね。

自分も2児の子育て真っ最中ですが、子育てしていると文化に触れる機会が減ってしまうと痛感しています。
でも本当は、子どもにとっても子育て中の家族にとっても、文化に触れる機会が大切な時期であると思うのです。

子どもが大人の鑑賞につき合うのではなく、大人が子どものワークショップにつき合うのではなく、子どもも大人も楽しめる『安野光雅のふしぎな絵本展』になるように、お手伝いできたらと思っています。

ぜひ皆様遊びに来てください。

展覧会のホームページはこちら→http://artium.jp/exhibition/2016/16-04-anno/

2016/6/17 The JUKU|Fukuoka

The JUKU|Fukuoka City|のはじまりはじまり

子ども達から「文(ふみ)さん」と呼ばれる、もとこども(元子ども)が糸島で子どもたち&地域の方々と始めたあそび場まなび場アートの場『The JUKU』が、週1回木曜日に福岡市でも行われることになりました。
The JUKUって習い事なの?
プレイパークなの?
学童なの?
いいえ、それはカタチではくくれない。
一言では語れない。
今を生きる子ども達と、その一瞬一瞬に寄り添って共に遊びきる文さんと、保護者や地域のおとな達の時間は、本来子どもにとってどんな居場所が大切なのか、遊び場が必要なのかと問いかけてくれます。
The JUKUってこういうものなのかって分かった時には、もう違うものになっているでしょう。そんな生成なるThe JUKUという遊び場の物語を、エピソードを中心に綴っていこうと思います。
この子どもの遊び場が誰もに開かれた場となることを願って、実践を記録し公開します。
興味を持たれた方は、どなたでもご連絡くださいね。大人だけでも大丈夫。子どもも大人も、男女も年齢も、人種や思想、様々なことを乗り越えて人と人が出会い、かけがえのない一人ひとりが尊重され認め合える場であることを願っています。

The JUKU|Fukuoka の報告はこちらに綴っています。